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2012-01-01 18:45

エコ

カウントダウンを彩るタイムズスクエアのLEDボール

フィリップス
タイムズスクエアのボールもLEDの時代へ
ニューヨークのタイムズスクエアには、毎年大みそかになると新年のカウントダウンのために、大勢の人々が集まる。そのカウントダウンのシンボル的存在が、ビルに飾られた巨大電飾のボールである。

このボールはビル上部にあり、新年になるとカウントダウンとともにゆっくりと下へ降りてくる。歓喜に包まれるタイムズスクエアのカウントダウンは、テレビでも毎年放映され、アメリカの大みそかの風物詩となっている。

カウントダウンは1904年から始まり、その3年後にボールが登場した。当時は25ワットの電球が100個ついたもので、その後電球は白熱電球、ハロゲン電球を経て2008年にLEDに替わった。

フィリップ社のLEDで80%省エネアップ
現在のボールは直径が約3.7メートル、重さは約5.4 トンある。ウォーターフォード・クリスタル社の三角形状のクリスタルガラスでできた球体の内部に、フィリップ社の32256個のLED電球が使われている。

それぞれのLEDのモジュールは各12個の赤、青、緑、白色のLEDから構成され、この4つの色の組み合わせから1600万もの色彩パターンを創り上げる。今年は去年より3倍のLEDを使用し、より輝きを増すことになった。

LEDに替わってからは、以前より消費電力が80%以上も低減できたため、現在では一年中このボールは点灯している。このフィリップ社のLEDの耐久年数は約3万時間である。

フィリップス
2012年のアメリカは新しいLEDの時代か
アメリカでは1月1日からEnergy Independence and Security Act(エネルギーの独立性と安全に関する法)が施行される。これはエネルギー削減に関する法律で、その中に規準に満たない40ワットから100ワットの白熱電球は、2014年まで段階的に製造中止となることが盛り込まれている。

電球のスポンサーとして今年で12年目を迎えるフィリップ社は、この新しい法を受けて、ボールに使われているLEDと同じタイプのLED電球(12W Ambient LED A19モデル)を、家庭用に近々発売する予定である。このLEDは60ワットの白熱電球に代替できるもので、フィリップ社はさらなるLEDの普及に意欲をみせている。

外部リンク

タイムズスクエアのカウントダウン
http://www.timessquarenyc.org/events/new-years-eve/about-the-new-years-eve-ball/index.aspx

フィリップ社
http://www.usa.lighting.philips.com/lightcommunity/trends/index.wpd#/headernav/lighting
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