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2011-12-22 11:00

太陽光発電

マサチューセッツ工科大学、次世代3Dソーラーパネルの威力を実証

マサチューセッツ工科大学
3Dソーラーパネルが革命をもたらす
アメリカ、マサチューセッツ工科大学(以下MIT)の研究者達は、従来の太陽光発電のフラットパネルを三次元構造(以下3D)のソーラーパネルに替えることによって、発電量が20倍にも向上することを発表した。

この3Dソーラーパネルは、発電のピーク時間の長さが2倍に増え、季節変動も低減させるもので研究者たちの期待が集まっている。

テストを繰り返し3Dソーラーパネルの威力を実証
MITでは太陽光発電を研究する教授や助手達が、大学構内の屋上でさまざまな形状を使ってシミュレーションを行い、テストを繰り返した。

その結果、単純な立法体形(上部は開いていて、内外部はPVセルに覆われているもの)でも、同じ面積のフラットパネルより、3.8倍の太陽光を発電できた。

また3Dソーラーパネルは、太陽が低い角度であっても、太陽光を有効に吸収することができ、3Dパネル内の内面反射が太陽光の量も増長することがわかった。

次世代のソーラーパネルは3Dの予感
今まで太陽光発電の弱点は、その日の天候や季節によって変動することであった。この弱点を補える3Dソーラーパネルは、発電量の効率を向上させる次世代の革命児になりそうだ。

MITの研究者達は3Dソーラーパネルが、近い将来ソーラー市場に大きな影響をもたらすであろうと予想している。


外部リンク

MIT(マサチューセッツ工科大学)
http://www.technologyreview.com/blog/arxiv/27420/
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