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2012-01-09 12:00

太陽光発電

発電コスト19円/kWhを実現! 家庭用太陽光発電システムの低価格化加速?

太陽光パネル
新たなビジネスモデルで低価格化
自宅に太陽光発電を取り付けたいが、コストパフォーマンスが心配という向きも少なくないだろう。しかし、そうした心配を払拭してくれるような記事が、4日、日経ビジネスON LINEに掲載された。

記事によれば、太陽光発電の設置コスト(工事費含む)は、2010年の実績では1kWあたり60万円以上、発電コストに換算すると40円/kWh以上(※)になり、かなりの高額(家庭用電力料金は24円)。これでは、コストパフォーマンスがいいとは言えない。

ところが、太陽光パネルに海外メーカー品を調達、販売方法も簡略化するなど、
メーカーから独立したシステムインテグレーター(SI)主導によるビジネスモデル

の登場によって、低コスト化の光が見えてきたという。

[image by Dave Dugdale]

発電コスト19円/kWh!
事例として上げているのが、フジワラ(千葉県船橋市)とエイタイジャパン(同県鎌ヶ谷市)が発売した29万円/kW(4kWタイプ)という家庭用太陽光システム。発電コスト換算で19円/kWhという激安で、電力料金を下回る。安さの理由は海外製品の活用だけでない。パネル設置の際に障害となる、住宅の屋根の形状の個々の違いも極力標準化することで、工事費のコスト削減も図っているという。

記事では、こうした低価格化が進めば、将来的には太陽光発電に対する補助金の必要もなくなるとしている。ただし、太陽光発電の普及には家庭用の蓄電池(バッテリー)の普及も不可欠と指摘している。意外なところでは、EV(電気自動車)のバッテリーを家庭用バッテリーに応用する可能性なども紹介されている。

記事は、
日本の電力の主役の座を目指す太陽光発電のダッシュが始まった

と結ばれているが、急速に低価格化が進めば、各家庭への太陽光発電の普及も加速しそうだ。


※「金利3%、20年償却」の前提で計算した結果。

外部リンク

日経ビジネスON LINE:太陽光発電 19円/kWhの衝撃
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20111226/225632/?P=1

フジワラ
http://members3.jcom.home.ne.jp/eco-chiba/

エイタイジャパン
http://eitaijapan.com/index.html
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