エネクトニュース

三菱地所株式会社は2日、環境に配慮した複合オフィスビル「丸の内永楽ビルディング」が1月19日に竣工したことを発表した。

「丸の内永楽ビルディング」は屋上に、最大出力100kwhの大規模な太陽光パネルを設置、オフィスゾーンにはLED照明を利用するなど、環境に配慮した最先端ビルを目指している。LED照明の採用によって、

できるという。

[三菱地所プレスリリースより]

さらに、オフィスゾーンへ

するなどして多角的に熱負荷を低減、また、壁面の緑化やクールルーフ塗装、地域冷暖房（DHC※）によって、ヒートアイランド現象への対策も行っている。同ビルは、国土交通省が支援する「CASBEE（建築環境総合性能評価システム※）」において、最高ランクの「S」評価を得た。

防災面も強化されており、新しい耐震基準でも定義されていない震度7クラスの地震のあとでもビル内に滞在できるよう、耐震性能は通常の超高層ビルの約1.5倍、さらに非常用発電機、断水対策の井戸も設置している。

CASBEEとは、国土交通省が支援する産官学共同プロジェクトで、建築物の環境性能に対し、評価・格付けを行う。省エネや環境負荷の少ない資機材の使用など、環境への配慮をはじめ、室内の快適性・周辺景観への配慮などまで含め、総合的に建物の品質を評価する。


※地域冷暖房（DHC）：一定の地域において、冷暖房や給湯のための冷水や蒸気を、集中してひとつのエネルギープラントで作り、それを複数の大型建築物に循環させ、効率的・安定的にエネルギーを供給・利用するシステム。（ディーエイチシー新宿株式会社サイトより）

外部リンク

三菱地所株式会社プレスリリース：「丸の内永楽ビルディング※」竣工
http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec120202.pdf

CASBEE（建築環境総合性能評価システム）
http://www.ibec.or.jp/CASBEE/about_cas.htm

ディーエイチシー新宿株式会社：地域冷暖房とは
http://www.sesdhc.co.jp/dhc/heating_cooling/index.html