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2012-02-20 02:00

太陽光発電

ソーラープラント建設の効率性にひまわりがヒント!?

マサチューセッツ工科大学
ひまわりのパターンで土地を有効活用!?
アメリカのマサチューセッツ工科大学(以下MIT)と、ドイツのアーヘン大学の研究者達が共同で、ひまわりの花のパターンをまねることによって、ソーラープラントのスペースを効率化できることを発見した。

ひまわりとフェルマーの原理
ひまわりの花はひとつの花ではなく、実際は小さな花が集まってひとつの花になっている。成長過程期では、太陽を追いかけるように向きを変える。

ひまわりにはフェルマーの原理(光は通過時間が最小になる経路を進むという原理)にならった、らせん状のパターンがあることで知られる。

そしてひまわりのそれぞれの花弁は、隣同士の花弁に配慮しながら、「ゴールデンアングル」と呼ばれる137度の角度で動いていることが発見されている。
ひまわりのパターンでソーラープラントの将来性を期待
研究者達は大規模な土地を必要とする、集約型ソーラープラントの有効な土地活用を模索していたところ、コンピューターでそのモデルを探している過程で、ひまわりのパターンにたどり着いた。

実験ではひまわりの「ゴールデンアングル」に基づいて、それぞれのパネルを137度に配置して、レイアウトをコンパクトにし、近くにあるパネル同士の妨げになったりすることを最小限に抑えた。そうすると使用する土地を、従来の20%も縮小できたのである。

ひまわりのような、らせん状のパターンに替えることによって、土地の利用を少なく抑えられる反面、ソーラーパワーは同等の発電力を維持することができ、大きなコスト減になると期待を寄せている。

研究者達は最近この研究成果の特許を申請した。

外部リンク

MITニュース
<a href="web.mit.edu/newsoffice/2012/" target="_blank">http://web.mit.edu/newsoffice/2012/sunflower-concentrated-solar-0111.html</a>
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