エネクトニュース

今や“エコフレンドリーホテル”“エコツアー”など旅行業界も環境への配慮をアピールする時代。しかしいまだ多くのホテルはエコと経営のバランスを模索している。そんなホテル業界を“エコモード”に切り替えさせる調査結果が発表された。



Cornell University School of Hotel Administration (米ニューヨーク）が2,082軒のスペインのホテルを対象に行った調査によると、国際環境規格であるISO14001を取得しているホテルの方が、集客力や利益の上で、規格を取得していないホテルを上回っているという結果が出たとしている。あるビーチサイドのホテルは、ISO14001を取得して以来売り上げを2倍近くに伸ばしている。

しばしホテル業界では、環境に配慮すると経営に悪影響が出る、との見解がささやかれていただけに、この結果を受けて、環境への配慮に踏み出すホテルも増えるだろう、と調査はまとめている。

今回の調査には、世界的規模のホテルチェーンは含まれていないが、ヨーロッパでは大型のホテルも徐々に環境配慮へ目を向ける方向に動いているとのことだ。

外部リンク

Cornell University School of Hotel Administration
http://www.hotelschool.cornell.edu/research/chr/pubs/reports/abstract-15959.html