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2010-09-10 17:00

エコ

エコを目に見えるかたちで

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国際興業株式会社は、環境保全の取り組みの一環として、今年度導入するバス車両から、屋根の色を従来の黄緑色から白色に変更した。

これは、夏季の直射日光を反射させて車内温度の上昇を抑制し、冷房効率を改善することで、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制を実現するというもの。今年度は68台の白色屋根の車両を導入している。

2010年8月に行った実証実験では、周辺気温40度の環境下で車内温度を測定。結果、従来の車両は49度まで上昇したのに対し、白色屋根の車両は47度に留まり、2度の抑制効果が認められた。また、この後冷房を作動させ、外気温マイナス5度(35度)になるまでの時間を測定したところ、従来の車両は30分かかったが、白色屋根の車両は18分となり、12分間の短縮となった。

この結果は、バスが営業を開始するまでのアイドリング時間の削減につながるものと考えられりという。これを同社の全車両895台に適用した場合、夏季3ヶ月間で、約40トンのCO2排出量削減になるという試算結果となった。

エコ活動に取り組んだ場合、目に見える成果が表れるにはある程度の時間を要するケースが多いと言えるが、今回のケースは比較的早く結果が出るケース。「いま」できる範囲で取り組むといった姿勢は見習わなければならないだろう。

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国際興業株式会社
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