2010-09-01 18:00
エコ
化学の世界も省エネで

株式会社島津製作所は、同社従来製品に比べて約30%の省電力を実現し、環境負荷低減に配慮した新世代の省エネ型キャピラリガスクロマトグラフ『GC-2025』を、2010年9月1日に発売することを発表した。
同製品は、省エネかつコンパクトな上に、同社キャピラリガスクロマトグラフの最高機種『GC-2010Plus』の技術を投入しており、高精度でかつ高感度分析に必要な基本性能を兼ね備えた製品となっている。
また、消費電力の低減によって標準プラグ(15A)の採用も可能となっており、設置場所のコンセント形状を変えることなく装置を使用できるため、電気工事が不要になるなど、導入コストも抑制することができるのが特長となっている。
ちなみに、キャピラリガスクロマトグラフとは、複数の成分が混合した試料をそれぞれの成分に分離し、各成分を定性・定量する装置のこと。
同社では、CO2排出量の削減や環境負荷の低減といった社会的ニーズの高まりを背景とし、高い省エネ効果が見込める主要製品の新規開発において25%以上の消費電力削減をめざす『Save the Energyプロジェクト』を2010年1月に立ち上げている。
同プロジェクトで策定した全社的なロードマップに基づき、『Prominence分取液体クロマトグラフ』(発売:3月)、『ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2010 Ultra』(同5月)、『発光分析装置PDA-8000』(同6月)と、省エネ対応製品の提供を進めているが、今回の『GC-2025』も、このプロジェクトの一環として開発されたもの。
化学などの理系ものは、その特殊性ゆえに標準を嫌う傾向がある。Webサイトの構築が、ツールのオープン化によりその特殊性を失い、よりスキルを備えた者だけが残り得る世界となったように、標準化が進められるときのために、扱う人間の技量は日々鍛えられなくてはならないようだ。
株式会社島津製作所
リリース
同製品は、省エネかつコンパクトな上に、同社キャピラリガスクロマトグラフの最高機種『GC-2010Plus』の技術を投入しており、高精度でかつ高感度分析に必要な基本性能を兼ね備えた製品となっている。
また、消費電力の低減によって標準プラグ(15A)の採用も可能となっており、設置場所のコンセント形状を変えることなく装置を使用できるため、電気工事が不要になるなど、導入コストも抑制することができるのが特長となっている。
ちなみに、キャピラリガスクロマトグラフとは、複数の成分が混合した試料をそれぞれの成分に分離し、各成分を定性・定量する装置のこと。
同社では、CO2排出量の削減や環境負荷の低減といった社会的ニーズの高まりを背景とし、高い省エネ効果が見込める主要製品の新規開発において25%以上の消費電力削減をめざす『Save the Energyプロジェクト』を2010年1月に立ち上げている。
同プロジェクトで策定した全社的なロードマップに基づき、『Prominence分取液体クロマトグラフ』(発売:3月)、『ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2010 Ultra』(同5月)、『発光分析装置PDA-8000』(同6月)と、省エネ対応製品の提供を進めているが、今回の『GC-2025』も、このプロジェクトの一環として開発されたもの。
化学などの理系ものは、その特殊性ゆえに標準を嫌う傾向がある。Webサイトの構築が、ツールのオープン化によりその特殊性を失い、よりスキルを備えた者だけが残り得る世界となったように、標準化が進められるときのために、扱う人間の技量は日々鍛えられなくてはならないようだ。
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