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2010-09-04 17:00

エコ

水源を雨水に求める研究をオーストラリアで

新システム
NEDOと豪州クイーンズランド州政府インフラ・計画省は、水資源供給システムの実証研究を実施することで合意、覚書きを締結した。

以降、共同で同州「フィッツギボン住宅開発地域」に水資源供給システムを設置し、雨水の水源化に関する実証研究を行う予定とのこと。実施期間は、2010年から2014年まで。

この実証研究では、人口の増加が見込まれ、既存のダムだけでは水源確保が難しい南東クイーンズランド地域において、当該地域の雨水を水源として利用した分散型水資源供給システムを確立することが目的となっている。

NEDOは、「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」の一案件としてJFEエンジニアリング株式会社及び株式会社野村総合研究所に委託をし、2010年2月実施可能性調査を完了して実証研究に移行した。その後、この実証研究に関する基本協定書(MOU:Memorandum of Understanding)について同国クイーンズランド州政府との協議を行い、このほど最終合意に至り、覚書を締結した。

石油や石炭などの化石燃料の枯渇が叫ばれるいま、自然エネルギーの活用は喫緊の課題といえよう。雷や台風、海水などの大規模なものから、今回の雨水のような日常的なものまで範囲は確実に広がっている。内向きよりも外向きのほうが気持ちのよいことは言うまでもない。

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独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
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