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2010-12-16 12:00

エコ

カードから花が咲く~凸版印刷、「TANE-KAMICARD」の試作品を開発

試作品
凸版印刷株式会社は、『TANE-KAMICARD(タネ カミカード)』の試作品を開発したことを発表した。

同カードは、同社が2009年より展開している、生分解性100%の環境配慮型カードである『KAMICARD』に、植物の種を付加したもので、使いきりのギフトカードや、携帯電話のSIMカードで折り取った際廃棄していた部位に植物の種を仕込むことで、土中に埋めて花を咲かせたり、植物の生育を楽しんだりすることができるといった特長がある。

従来の環境配慮型製品としての『KAMICARD』の特長に加え、植物を育てることができるようになったことで、カードの使用後に楽しむことができ、環境保全にも貢献した実感を得ることができるカードとなっている。

同社では、今後さらに実用化のための耐久性の向上など開発を進め、携帯電話のSIMカードやギフトカード、園芸小物用途など向けに、2012年度のテスト運用を目指しているとのこと。

ちなみに、『KAMICARD』とは、同社が、環境負荷低減に貢献できるエコロジー商材として販売している、母材がパルプを中心とした100%天然素材からなるカードのこと。母材がパルプを中心とした100%天然素材のため、土中埋設で一定時間経過すると、土に還るという。

また、SIMカード(シムカード、Subscriber Identity Module Card)とは、GSMやW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている、電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカードのこと。

生態系もある意味「リサイクル」。土から生まれ育ち、土に還るといった循環系社会の到来を暗示させてくれるような今回の試作品が、身近なエコを再認識させてくれることを期待したいものだ。

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凸版印刷株式会社
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