エネクトニュース

三菱電機株式会社は、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「三菱エコキュート1HPシリーズ」において、計68機種を10月21日から順次発売することを発表した。


エコキュートとは、電力会社や給湯機メーカーが自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機を総称して使うペットネームのこと。今回、販売されるラインナップの中には、3つの省エネ技術を搭載したプレミアムタイプ4機種を含むという。

また、「三菱エコキュート　1HPシリーズ」は2011年2月に制定された日本工業規格(JIS)の年間給湯保温効率の性能表示に業界に先駆けて対応している。「三菱エコキュート　1HPシリーズ」の特長として、まず、独自の3つの省エネ技術が上げられる。3つというのは、「わかす」省エネ、「ためる」省エネ、「つかう」省エネ。この3つの省エネ技術により、日本工業規格による年間給湯保温効率3.1を達成した。

続いて、非常時のライフラインの役割を強化している点も特長として挙げられる。たとえば、停電時は、貯湯ユニットのタンク内に残ったお湯を蛇口から使用することができる。また、断水時にも、貯湯ユニットのタンク内に残ったお湯を生活用水として非常用取水栓から使用できる。その他、貯湯ユニットの耐震強化も実現した。

また、業界初の試みとして、寒冷地仕様で貯湯タンク容量550Lタイプをラインナップしている。寒冷地仕様の貯湯タンクでは、外気温マイナス25℃の厳しい環境条件下でも最高80℃までの沸上げ運転が可能となる。

三菱電機の発表によると、今回、販売される2011年度新シリーズの年間生産台数150,000台を計画しているという。

外部リンク

三菱電機　ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2011/pdf/0829.pdf