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2011-09-12 16:00

蓄電池

関西電力、新エネルギー大量導入に向け蓄電池制御システムの試験を開始

関西電力
関西電力、蓄電池を用いた電力需給制御システムの試験を開始
関西電力は、堺太陽光発電所が連系する石津川変電所構内に蓄電池を設置し、電力需給制御システムの研究を開始することを発表した。今回の実験は、太陽光発電などの新エネルギーが大量に電力系統に導入された場合に、電力系統の供給信頼度を確保することを目的として行われる。太陽光発電などの自然エネルギーへの期待が高まる中、低炭素社会の実現に向けた取組みの一環といえるであろう。


日本の電力業界で初の取組み
今回の実験における蓄電池にはニッケル水素電池を採用。供用中の電力系統にこの蓄電池をつなぎ、需給制御の研究を行うのは、日本の電力業界では初めての取組みだという。

関西電力では、これまでも電力系統での実証研究実施に向けて、需給制御システムの基本設計や設備構築を行ってきたが、今回は、蓄電池の充放電を利用した本格的な需給制御システムの試験が開始となる。この研究では、蓄電池の残量・温度等の状態を適切に管理すること、電力系統の周波数を一定に保つための蓄電池制御手法を開発すること、需給制御用として蓄電池を活用した場合の性能や寿命などを評価することなどにより、蓄電池の適性や有効性を見極めることを目標としている。

なお、関西電力では、9月7日に全区画で営業運転を開始した堺太陽光発電所の出力データを活用し、太陽光の規模に見合う蓄電池容量の評価についても検討していくという。

外部リンク

関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0907-2j.html
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