2011-11-20 02:00

電気自動車

日産リーフ、仙台市の公共施設に電気供給。

リーフ
「日産リーフ」を
日産自動車株式会社は、今月15日、「日産リーフ」の駆動用バッテリーから公共施設へ電気供給するシステムを、宮城県仙台市の公共施設に試験的に導入し、市内の避難所など防災拠点への活用を視野にいれ実証実験を行なっていくことを発表した。このように、「日産リーフ」から、公共施設に電気供給するのは初めての試み。
大震災での教訓
先の東日本大震災で、仙台市では、ガソリンの供給が滞ったが、それに比べて電気は早く復旧したため、電力をエネルギー源にしたEVが大きく活躍した。これを踏まえて、エネルギーの多様化や、非常時にも活用できるエネルギーの確保を進め、災害時にも安心な都市づくりに取り組んでいる。電力供給システム導入はこの一環。

システムの動きは以下のようになっている。
電力制御装置(PCS: Power Control System)を公共施設の分電盤に接続し、コネクターを「日産リーフ」の急速充電ポートへ繋ぐことで、「日産リーフ」に搭載している駆動用大容量リチウムイオンバッテリーから公共施設の一部への電力供給を可能にするもので、災害による停電時や電力が不足する時間帯等に、「日産リーフ」のバッテリーを蓄電池として活用することができるようになる。
日産自動車では、今回の公共施設での実証実験を行うことで、更なるゼロエミッション社会への貢献の可能性が広がるものと期待している。




外部リンク

日産自動車株式会社
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/111115-01-j.html
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook