2011-11-21 11:00
太陽光発電
パナソニック、500億円かけマレーシアに太陽電池の新工場 初の海外生産拠点

国内拠点と合わせ年90万キロワット
パナソニックが約500億円を投じて、マレーシアに太陽電池の新工場を建設、2012年度から生産を開始するという。日本経済新聞などが18日、報じた。海外での生産は初。記事によれば、新工場では、子会社・三洋電機が開発した太陽電池「HIT」を生産、生産能力を現在の1.5倍に引き上げるという。また、円高に対するコスト対策の狙いもある。現在、パナソニックの国内の太陽電池生産拠点は2か所で、島根三洋電機が年22万キロワット、二色の浜工場(大阪府)が年34.5万キロワット。これに対し、マレーシアの新工場は年30万キロワットの生産能力で、すべてを合わせると年90万キロワットに拡大する。
[写真はイメージ by stantontcady]
国内1位、世界3位を目指す
パナソニックはこれまで、基幹部材のセルは技術流出を防ぐなどの理由
から、国内2工場のみで生産を行ってきたと、日本経済新聞は伝えている。同記事によれば、パナソニックの太陽電池国内シェアは、10年時点ではシャープ、京セラについで3位(18.7%)だったが、これを12年度に首位に引き上げ、さらに15年度には世界3位になることを目指しているという。
外部リンク
日本経済新聞
パナソニック、太陽電池を海外で生産 マレーシアに新工場、成長分野へ500億円
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