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2011-12-08 12:00

エコ

100%石油外天然資源タイヤ試作品完成!-住友ゴム

石油外資源
プロトタイプ完成
住友ゴム工業株式会社は、2013年の発売を目標に、石油などの化石資源を全く使用しない「100%石油外資源タイヤ」の開発を進めており、このほど、試作品が完成したと発表した。

「石油外天然資源タイヤ」の開発は、2001年から行なっており、2007年には、石油外天然資源比率を97%まで高めることに成功しており、今回の発表に至った。
残り3%
「100%石油外天然資源タイヤ」の完成を目指して残り3%の原材料を天然資源化する研究を進めてきて、今回重要な3つのバイオ素材である「老化防止剤」、「加硫促進剤」、「カーボンブラック」を作る技術を確立した。
「老化防止剤」と「加硫促進剤」は、天然資源からは得られなかった薬剤の原料化合物を植物由来のバイオマス資源から特殊触媒により合成する技術を確立し、その原料化合物を用いて、従来の石油由来の薬剤と同等の耐オゾン劣化防止性能、加硫促進性能を有する植物由来の「老化防止剤」と「加硫促進剤」を合成することに成功した。

また「カーボンブラック」については、従来は石油や石炭からの製造に頼っていたが、植物由来のバイオマス資源(油成分)を効率的に燃焼する技術により、石油や石炭由来のものと同等の耐紫外線劣化性能を有する植物由来の「カーボンブラック」の製造に成功した。

この開発により、重要な石油資源を用いず、タイヤを作ることができれば、エコにつながるに違いない。


外部リンク

住友ゴム工業株式会社
http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2011/sri/2011_101.html
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