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2013-06-17 07:00

太陽光発電

シャープ 集光型化合物3接合太陽電池セルの世界最最高変換効率44.4%を達成

シャープ
レンズで集光した太陽光を電気に変換
2013年6月14日-シャープは、集光型化合物3接合太陽電池セルの世界最最高変換効率44.4%を達成した。今回記録を更新した変換効率は、レンズで集光した太陽光を電気に変換する能力を意味する。

衛星だけでなく地上での用途へ可能性が広がる
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環として開発に取り組んだもの。ドイツのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所で測定結果が確認された。

化合物系の太陽電池セルは、一般的に高い変換効率が特徴。インジウム、ガリウムなどの複数の元素で構成されている化合物を材料とした光吸収層を持つ。シャープの集光型化合物3接合太陽電池セルはインジウムガリウムヒ素が最下層。3種類の光吸収層を積み上げ、太陽光を効率的に電気へと変換できるよう独自の構造を採用している。

受光面と電極を繋ぐコンタクト層の幅と電極幅を同一にすることで、受光面積が広がる。受講面積を広げたことが記録更新につながった。

現在、主に人工衛星などに使用されている化合物太陽電池。今回の開発成果をきっかけに、地上用途への可能性が広がっている。

シャープ株式会社について
大阪市阿倍野区本社。1912年創業。1935年5月設立。AV・通信機器健康・環境機器 、情報機器などのエレクトロニクス機器、液晶、太陽電池、その他電子デバイスなど電子部品の製造・販売等を行っている。

外部リンク

集光型化合物3接合太陽電池セルで記録を更新
集光型太陽電池セルで世界最高変換効率44.4%を達成
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130614-a.html

シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
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