2013-07-13 13:00
太陽光発電
架台は支柱1本で太陽光を追尾、姫路市で農地活用型太陽光システムが完成

農地活用型太陽光発電研究事業
姫路市と太陽電池メーカーのフジプレアムは7月5日、追尾型太陽光発電システムで営農と売電を可能にする農業経営モデル(ソーラーシェアリング)を共同研究する「農地活用型太陽光発電研究事業」において、発電設備が竣工し、事業が本格的に始動した。フジプレアムは、太陽電池モジュールメーカーとして13年以上にわたり開発、製造、販売を行っており、技術を応用することで追尾型太陽光発電システムを開発した。
このシステムでは、支柱上の太陽光発電パネルが自動で太陽の方向を追尾し、発電効果を高めることで同容量の固定型システムと比較して、積算発電量が約1.4~1.5倍、設置に要する土地面積が約1/20という特徴を持っている。
設備の下で農作業が可能
同事業では、市有地の水田(面積1,199平方メートル)に、この追尾型太陽光発電システムを4基設置し、設備が及ぼす水稲などの農作業や収穫量への影響、設備の普及性について、共同研究・調査を実施する。出力は1基あたり4.4kWで、太陽光発電モジュールを20枚搭載し、パネルの大きさは4,900mm×7,900mm。
コンクリート製の基礎と1本の支柱を架台にしているため、太陽光発電設備の下で営農ができる。
研究期間は平成25~27年度で、営農と売電ができる、「農業収入」+「売電収入」の両立が可能な新しい農業経営モデル、「ソーラーシェアリング」の検証を行うの。
外部リンク
姫路市│農地活用型太陽光発電研究事業 発電設備竣工式
http://www.city.himeji.lg.jp
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