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2013-07-09 18:00

蓄電池

エリーパワーが蓄電システムの回収・処理システムを確立、広域認定を取得

蓄電池
全国で回収処理が可能に
エリーパワーは7月4日、業界に先駆け、蓄電システムの回収・処理システムを確立し、環境省より一般廃棄物及び産業廃棄物の「広域認定」を取得したと発表した。

使用済み蓄電システムの廃棄処理には、産業廃棄物としては都道府県知事もしくは政令指定都市の首長、一般廃棄物としては市町村長から回収業・処分業の認可を取得しなければならない。

エリーパワーは、該当廃棄物の製造・加工・販売を行う製造事業者が広域的に廃棄物処理を行うことで、廃棄物の減量や、その他適正な処理が確保されることを目的とした特例制度である「広域認定制度」で一般廃棄物、産業廃棄物の両方の「広域認定」を取得した。

この認定で、沖縄を除く全国で広域的に蓄電システムの回収・処理を行うことが出来る。

埋め立て処理なく再資源化
蓄電システムは、内蔵している大型リチウムイオン電池セルが大容量のエネルギーを持ち、かつ有機溶剤を含んでいるため解体には専門知識が必要であることから、通常の家電製品に比べ処理が難しい。

エリーパワーは製造事業者としての強みを活かすことで、安全と環境に配慮しながら解体・処理を行う。解体・処理された蓄電システムと電池セルから出た廃部材は全て鉄や銅、アルミ、プラスチック等に再資源化し、埋め立てなしの処理を可能にした。

エリーパワーは大和ハウスグループなどが出資し2006年に設立、大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売を手がけている。

外部リンク

エリーパワー│プレスリリース
http://eliiypower.co.jp/
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