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2013-07-24 15:00

エコ

世田谷の地中熱を小田急線に利用!日本初、コイル型水平熱交換器を鉄道に利用

地中熱
地中熱利用システム技術
三菱マテリアル株式会は7月17日、の連結子会社である三菱マテリアルテクノ株式会社が開発したコイル型水平熱交換器による「地中熱利用システム技術」が、日本で初めて鉄道トンネル事業に採用されたと発表した。

同事業には、コイル型水平熱交換器による地中熱利用システムを実用化し、東北沢駅と世田谷代田駅を対象に、開削工法で掘り抜いた箱形トンネル下床版にコイル型水平熱交換器を敷設、ホーム空調の一部に利用する。

地中熱利用システムを導入することで、空気熱源ヒートポンプと比べ、CO2排出量とランニングコストを年間約30%削減する見込み。

注目度高まる
「地中熱利用システム技術」は大気中の温度変化の影響を受けにくい土壌の断熱機能を利用し、一年を通してほぼ一定である地中の温度をヒートポンプの熱源として活用することで、冷暖房や融雪・給湯などに利用するもの。

夏には地中に熱を放つことで冷房運転し、冬には地中から採熱し暖房運転を行う。このためヒートポンプ自体の仕事量が減り、ランニングコストやCO2排出量を低減し、省エネルギーに繋がるというシステム。

地中熱利用システムは、三菱マテリアルテクノ株式会社が施工した「東京スカイツリー地区」地域冷暖房にも採用されており、注目度が高まっている。

外部リンク

三菱マテリアル│プレスリリース
https://www.mmc.co.jp/
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