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2013-07-21 12:00

太陽光発電

ペラペラな太陽電池?NEDOが有機系太陽電池の実証試験をスタート

有機太陽光電池
新しい設置スタイル
NEDOは7月16日、次世代太陽光発電システムの本命の一つとされる、有機系太陽電池の早期実用化を目的とした実証試験を開始すると発表した。

NEDOは、太陽光発電システムの普及拡大を目指した研究開発を行っており、この一つとして製造原価が安く、軽量に作製することができ、かつ、設置場所の制約の少ない有機系太陽電池の研究開発を行っている。

すでに実用化に必要な成果が得られつつあるものの、有機系太陽電池を開発する海外メーカーは、近年相次いで生産投資に踏み切っており、国内メーカーにおいても、市場参入を急ぐべき状況にある。

このような背景下で、有機系太陽電池を使用した太陽光発電システムを設計・試作し、実証システムとしての最適化を図った上で、実使用環境に設置し、発電量や耐久性等を実証・評価することになった。

サンシェードとしての利用も
実証試験の1つは、既存の太陽電池に比べてデザイン性に優れた色素増感太陽電池の意匠性を活用し、「デザインソーラーランタン」「独立電源型広告掲示板」を製作・設置するもの。

2つ目は、従来太陽光発電の設置が進んでいなかった、日射量の少ない場所での利用を想定した発電量検証。

3つ目は三菱化学と仙台市が連携して行う「持続的なエネルギー供給を可能にする省エネ・新エネプロジェクト」において、スリーエム仙台市科学館においてシースルー性のある有機薄膜太陽電池をサンシェードとして使用した屋内実証実験を行う。

シースルー性のある有機薄膜太陽電池は、日本最大の再生可能エネルギーに関するイベント「RE2013 - 第8回再生可能エネルギー世界展示会」(7月24日(水)~26日(金))NEDOブースにおいて展示を予定している。

外部リンク

NEDO│有機系太陽電池の実証試験がスタート
http://www.nedo.go.jp/news/press/
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