エネクトニュース

三菱電機株式会社は、データセンターの省エネを実現する高電圧直流給電システム「MELUPS DECO」を現在発売中だ。

「MELUPS DECO」は、サーバーなど情報通信技術（ICT）関連機器の給電を380Vの高電圧直流化することにより、交流／直流変換段数削減等ができ、システム全体の電力損失が低減することで省エネを実現するとのことだ。

システム変換効率は、三菱従来品の交流200V給電タイプと比較して9ポイント向上して97％の高効率を実現し、高電圧化により配線ケーブルの細径化も可能となり設備コストの低減も可能となっている。

三菱独自の省エネ機能「ダイヤモンド・エコ・ドライブ」も搭載しており、負荷の稼働状況により並列運転中の装置運転台数を自動制御してくれて、低負荷時の無駄な電力消費を削減することで、稼働率が10％のときの実測値としてシステム総合効率が従来比で4.5ポイント向上している。

分電盤により他系統への電源供給を維持したままユニットの追加・撤去・交換作業が可能となっており、分岐系統ごとにマルチDC計測装置搭載による見える化が可能となっている。

「MELUPS DECO」は、NEDO委託研究の開発成果をもとに製品化されたもので、8月1日より発売中となっている。

外部リンク

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2013/