2013-08-14 20:00
エコ
王子グループが北海道江別市25MWのバイオマスボイラーを設置

林地残材もバイオマス燃料に
王子ホールディングス株式会社の100%子会社である王子グリーンリソース株式会社は7月31日、北海道江別市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置すると発表した。王子グループは、グループ資源を活用した資源環境ビジネスの一層の拡大を目指し、発電事業に注力している。
同社は今年2月にも宮崎県日南市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置しており、グループの社有林や木材生産拠点において長年の製紙原料集荷の経験を活用し、山林未利用材を木質バイオマス燃料として有効利用している。
蒸気や温水を工場へ供給
北海道では既に、水力発電増強工事ならびに太陽光発電設備の設置を決定しており、今回のバイオマスボイラー設置は、北海道江別市に静岡県富士市、宮崎県日南市に続く3基目となる。発電施設では、豊富な森林資源を有する北海道の山林未利用材を主な燃料とする計画で、燃料集荷にあたっては、同社グループの社有林や木材生産拠点の一層の活用を図る予定。
バイオマスボイラーで発電した電気は外部へ売却する計画だが、発電時に発生する蒸気や温水の一部は、隣接する王子エフテックス株式会社江別工場に供給し、コジェネレーションを推進する。
発電能力は25MWで、発電量は一般家庭40,000戸分に相当する約150GWh/年、投資額は約85億円、年間約40億円の売り上げを見込んでおり、稼動は2015年7月を予定している。
外部リンク
王子ホールディングス│北海道におけるバイオマス発電事業に関するお知らせ
http://www.ojiholdings.co.jp/news/
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