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2013-01-10 16:00

行政

八丈島で地熱発電、86%を再生可能エネルギー利用に

地熱発電
規模を3倍に拡大
東京都は4日、八丈島において地熱発電などの再生可能エネルギーの利用を大幅に拡大する計画を発表した。

このモデルプロジェクトでは、八丈島で行われている地熱発電の規模を現在の3倍に拡大し、島の電力の8割を供給することを目指している。

島には平成11年に出力2,000kWの地熱発電所が設置され、東京電力が運用している。

都では電源の多元化を目的とした電力改革の一環として、各町村との連携の下、島しょ地域における再生可能エネルギーの利用拡大に積極的に取り組んでいる。

今回のプロジェクトでは、地熱発電の規模を6,000kW程度に拡大すると共に、出力調整用の揚水発電(1,200kW程度)を導入し昼間の電力ピークを賄うことで、再生可能エネルギー利用率を約25%から約86%に大幅に増やす。

整備事業開始は平成26年度を目指し、自然エネルギーを最大限活用して島のエネルギー自給率を高める全国的なモデルを創出する。

平成26年度の整備開始を目指す
事業は平成24年度に、地元関係者や学識経験者等からなる検討委員会を立ち上げ、事業スキームや地元への利益還元手法等の検討、電力系統の安定的運用に係る調整を行った後、平成25年度に実現可能性調査、コスト計算等を実施し、事業スキームの確定をめざす。

都では、まず本事業の実施を検討するために予算を計上するとしており、エリアの資源に着目したエネルギーの地産地消を目指し三宅島ではメガソーラー事業に取り組む計画もある。

八丈島では地熱発電所を観光コースに取り入れるなど、事業を通じて地元への利益還元がなされる方策も検討するということだ。

外部リンク

東京都│報道発表資料
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/

八丈島観光協会
http://www.hachijo.gr.jp/
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