エネクトニュース

東京メトロは17日、エコプロジェクトの一環として、電車の車内照明にLEDを本格導入すると発表した。

同社では昨年4月から運転を開始した銀座線新型車両1000系等でLED照明を採用し、技術・サービス面の検証を行ってきた。

その結果、実用化の目処がたったことから本格導入することとなった。

導入にあたって、今後新造する車両の車内証明にはLEDを全面的に採用するとしており、既存車両についても車両改良工事などにあわせて順次LED証明に切り替えを進める。

今年度は、丸ノ内線の2編成と半蔵門線の3編成の車内証明を蛍光灯からLED証明に取り替える。

LED照明を導入した車両には、車内にステッカーが貼り付けられる。

さらに駅サインについてもLED照明が導入される。

LED化することで横方向や交差点、離れた場所などからも出入り口が認識しやすくなる。

平成27年度までに77駅224か所の駅サインをすべてキューブ型にする計画で、今年度は丸ノ内線・有楽町線池袋駅や日比谷線上野駅など6駅13か所に導入する。

同社では、このほか駅構内の照明、サインシステム、広告看板の電装器具などにもLEDを導入し、省エネルギー化を積極的に進めていく。

東京メトロでは、環境にやさしい地下鉄を目指した様々な取組みを「みんなでECO. 東京メトロ・エコプロジェクト」として展開しており、環境配慮型車両やLED照明、自動運転装置付きエスカレーターなどエネルギー消費が少ない機器を導入し環境負荷の低減に努めている。

さまざまな場所で「エコ」を感じられる取組みを行うため、自然エネルギーの活用として太陽光発電システム、膜屋根による自然採光を採用する

外部リンク

東京メトロ│車内照明をLED化します
http://www.tokyometro.jp/news/