2013-02-15 15:00
太陽光発電
パナソニックのHIT太陽電池が世界最高変換効率を達成

実用サイズで実証
パナソニックは12日、HIT®太陽電池が100cm²以上の実用サイズで、結晶シリコン系太陽電池の変換効率としては世界最高となる24.7%を研究レベルにおいて達成したと発表した。この変換効率はこれまでのHIT®太陽電池の過去最高値(23.9%)を0.8ポイント、これまで実用サイズで報告されている単結晶シリコン太陽電池の最高値を0.5ポイント上回る値で、極めて高い変換効率であることが実証された。
また、セルの厚みが98µmであることから、低コスト化の観点でもこの実証の意義は大きく、高効率化と低コスト化の両面から他社との差別化戦略を図る。
高効率化を実現した技術
HIT®太陽電池の特長は、発電層である単結晶シリコン基板表面に高品質のアモルファスシリコン層を積層することで、電気の素となる電荷の再結合損失を低減できること。また、セル表面に到達した太陽光を、より損失少なく発電層である単結晶シリコン基板に導くため、セル表面のグリッド電極の面積を減少させることで遮光損失も低減した。
今後は高効率化技術を量産品に適用し、さらなる高効率化、低コスト化、省資源化を目指した技術開発に取り組む。
外部リンク
パナソニック│プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/
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