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2013-02-21 13:00

エコ

大林組が風力発電施設の好適地を計測する新手法を開発

風力発電
風況データの蓄積を開始
大林組は13日、山間部などの複雑な地形の中でも安定した発電事業を実現するため、風力発電の適地を計測する新手法の開発と複雑な地形における風況データの蓄積を開始したと着手したと発表した。

風力発電は、再生可能エネルギー電力の全量買い取り制度を受け、これまで従来は事業化が難しいとされてきた立地でも、事業成立の可能性が高くなり、山間部などの複雑な地形に設置するケースが増加すると見込まれている。

山間部の風の乱れを予測
従来の風況予測モデルでは、山間部などの複雑な地形における発電量を予測することが難しく、山間部では風の乱れによる発電効率の低下や故障の可能性もあるため、より詳細な立地の評価が求められる。

今回の新手法では、風の乱れの予測も可能とし、より詳細な風力発電施設の立地可能性を評価するため、青森県上北郡の社有地と国有林に観測タワーを1基ずつ合計2基設置し、風況データの収集を開始した

開発する風況予測手法の特長は、従来の平均風速だけでなく、風の乱れの予測も可能な、LES(ラージ・エディ・シミュレーション)手法を基礎においた風況予測解析手法によって、事業性評価を早期化することで事業性の成否を早い段階で判断できるだけでなく、適地をピンポイントで予測することで、事業のコストダウンを図る。

外部リンク

大林組│プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/
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