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2013-03-04 12:00
その他
離島等への導入期待、九州電力が地熱バイナリー発電で実証試験

適用の可能性を検証
九州電力は2月26日、川崎重工業と共に 鹿児島県指宿市の九州電力山川発電所構内において小規模地熱バイナリー発電設備を設置し、同日から実証試験を開始すると発表した。この小規模地熱バイナリー発電設備は川崎重工が工場の排熱等の有効活用を目的に開発したグリーンバイナリータービンを採用し、出力250kW、約2年間の実証試験を行い地熱への適用可能性について検証を行う。
検証後、地熱への適用が可能になれば、地熱資源が賦存する離島等への導入や、温泉水等の熱の有効活用が期待される。
CO2排出削減にも貢献
バイナリー発電は沸点の低い媒体を加熱・蒸発することで、蒸気でタービンを回す方式で、山川発電所の実証実験には地下に還元する熱水を気水分離して加熱源とし、媒体サイクルには代替フロンを使用する。川崎重工のグリーンバイナリータービンは、これまで未利用であった排温水(80℃~120℃)や排ガスを有効利用できるため、CO2排出削減にも貢献する。
今後は2年間の実証試験で、熱回収技術、スケール対策、腐食対策、設備性能、経済性について検証する。
外部リンク
九州電力|プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h130228-1.html
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