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2013-02-26 11:00

太陽光発電

世界の無電化地域へ「ソーラーランタン10万台プロジェクト」始動

ランタン
「提灯」で世界に「あかり」を届けよう
パナソニック株式会社は、2013年2月22日、『ソーラーランタン10万台プロジェクト』を開始することを発表しました。

このプロジェクトは、同社の創業100周年となる2018年までに、世界の無電化地域へ「ソーラーランタン」を合計10万台寄贈するというもので、その第一弾として、ミャンマーのNPO(民間非営利団体)/NGO(非政府組織)に対して、3,000台の『コンパクトソーラーライト』を寄贈しています。

同社はこれまでにも、2011年4月にタンザニアへ1,000台、2012年3月にカンボジアへ2,000台、それぞれ国連機関・NGOを通じて「ソーラーランタン」を寄贈してきました。「ソーラーランタン」とは、本体に太陽電池モジュールを搭載して、日中の太陽光による電力を電池に充電しておき、夜間の照明に使う小型の照明器具のことで、既存の灯油ランプに比べて、健康被害や火事の危険性もなく、使用してもCO2が発生しないといった特長があります。

なお、国内では、今回の取り組みに限らず、NPO法人ガイア・イニシアティブが、インドなどの電気のない地域に「ソーラーランタン」を贈って支援する『ソーラーランタンプロジェクト』を推進しています。

東北大震災でも支援の一環に
パナソニックグループでは、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による被災者の救済および被災地の復興に役立ててもらう目的で、3月中に、ラジオや懐中電灯、乾電池とともに、「ソーラーランタン」4,000個の寄付を行っており、海外の新興国や途上国の社会課題解決に対しても、「ソーラーランタン」が役に立つと確信したことも、今回の『ソーラーランタン10万台プロジェクト』が立ち上げられた理由のひとつのようです。

今後、同社では、無電化人口の多いアジア・アフリカなどの新興国や途上国を対象に、「ソーラーランタン」寄贈を継続してゆくことになっており、2013年3月に、インドのNGOに5,000台、アフリカの難民キャンプに、2,000台の『コンパクトソーラーライト』の寄贈を行う予定とのことです。

米国海洋大気局(NOAA)が提供する「DMSP衛星による地球の夜景」をみると、日本や欧米に比べて、アフリカなどの地域の「暗さ」が目につきます。今回の取り組みで扱われる“小さな明かり”は、このような衛星で発見されることはないのでしょうが、実際に人が生活するために、どちらが必要な存在であるかは自明のようです。

外部リンク

パナソニック株式会社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/
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