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2013-03-19 12:00

太陽光発電

定置型の1.4倍、JNCが太陽光追尾型発電設備の実証実験を開始

太陽光追尾型
発電量を最大に
JNC株式会社の子会社である千葉ファインケミカル株式会社は3月11日、太陽光追尾型発電設備の実証実験を開始すると発表した。

太陽光追尾型とは、太陽電池を搭載した盤面が常に最も強く日射を受光して発電量を最大にするために、この太陽電池を搭載した盤面がコンピュータ制御により自動的に太陽の直接光を追跡する装置のこと。

今回、実証実験が行われる同社の技術は、支柱に設置された太陽光発電パネルをロボットが巡回し、パネルの角度を二軸で駆動させ精緻に太陽光を追尾できるユニークなもので、従来の一般的な追尾システムと比べて設備が簡便で故障しにくい特長がある。

買い取り価格の変動にも有効
追尾型発電設備は、年間を通じて日の出から日没までの一日中、常に発電パネルにできるだけ強い日射を受光するように、発電パネルの方向と角度を変えることで、年間発電量が追尾型システムを採用しない固定式の場合と比べアップする。

同社では二軸の太陽光追尾により、定置型パネルの約1.4倍の発電量を見込んでおり、再生可能エネルギー法(FIT法)による買取電力価格の変動に対しても有効な発電設備として期待される。

実証は2013年4月を予定しており、日本の風土の適否(耐候性)や発電量などから本設備の事業性を検討する。

JNCグループは、環境・エネルギー分野を重要な事業ドメインとして位置づけ、九州地区における水力発電事業や、自動車・住宅用蓄電池に使用されるリチウムイオン二次電池用部材の製造販売等の事業を展開している。

外部リンク

JNC株式会社|ニュース一覧
http://www.jnc-corp.co.jp/news/130311109.html
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