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2013-03-29 18:00

エコ

京王電鉄がLEDを使った人工光利用型農業ビジネスに参入

LED
社内公募で選定
京王電鉄は3月12日、人工光利用型植物工場および太陽光利用型植物工を活用した農業ビジネスに参入すると発表した。

この事業は今年京王の電車・バスが100周年を迎えることを記念し、新たな事業を創出するために社内公募した事業プランの中から選ばれたもの。

プロジェクト「Platinum Project 100」と呼ばれるこの事業には、274件の応募があり、2011年5月この中から収益性や実現可能性などを判断して、事業化に着手するプランを決定した。

農業ビジネスへの参入にあたり同社では、「京王栽培研究所」と称する研究・開発用の植物工場を京王線狭間駅前(八子市東浅川町)に建設し、高付加価値野菜や果物の研究・ 開発 や販路を開拓し、2年後の事業化を目指す。

養液栽培の野菜を開発
人工光利用型植物場の光源には昭和電工製のLEDを用いて、高速栽培技術「Shigyo法」の供与を受けながら、蛍光灯を利用した植物工場に比べ出荷サイクルを短縮させ、収穫量が増加する栽培技術の研究を行う予定。

「Shigyo法」は、山口大学農部の執行正義(しぎょうまさよし)教授と昭和電工が共同開発した栽培技術で、昭和電工製のLED素子を用い、植物育成に最適な比率で赤色光と青色光を照射して、高速栽培を図る栽培技術。

人工光利用型植物工場は2階建で延床面積は約171平方メートル。栽培品目はレタス、ベビーリーフ等の葉菜類の予定で、プレハブ内の完全閉鎖型の環境の中で、昭和電工製のLED、蛍光灯の人工光を活用して養液栽培を行い、安心・安全・高品質な野菜の開発を目指す。

また、併設する太陽光利用型植物工場はガラスハウス1階建で延床面積は約94平方メートル。栽培品目はトマト、いちご等の果菜類の予定で、農業用のガラスハウスにおいて太陽光を利用した養液栽培を行う。

なお、 今回建設する植物工場は4月1日(月)から稼働する。

外部リンク

京王グループ|ニュースリリース
http://www.keio.co.jp/news/
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