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パナソニックは4月16日、色温度と明るさを自由にアレンジできる「アレンジ調色LED照明」を今年6月から発売すると発表した。

この新商品は大型商業施設、ショールーム、レストラン、カフェ、アパレル店舗などに向けて開発されたもので、「心地よさ」や「季節で異なるイメージ」など、目的に応じて光をアレンジして空間を演出することができる。

照明器具と専用のコントローラを用いて、調色・調光・パターン制御を組み合わせることで思いのままに光を演出することができ、居心地のよい演出効果が店舗などの空間価値をさらに高めるという。

具体的には、1日の時間帯に合わせて自然光のうつろいを再現し、快適性を演出、四季に応じて夏は涼しげな高色温度、冬は暖かみのある低色温度と使い分けることができる。

また、店舗で販売する商品に合わせた光の演出もでき、セール期間は照度を上げて活気のある雰囲気を演出するなど、さまざまな売場演出に対応する。

同社ではこうしたコンセプトの調色LED照明器具を、2013年4月17日オープンの松坂屋名古屋店（愛知県名古屋市中区）本館地下2階スペシャリティゾーン「ターブル プリュス」に先行納入し、パリの街並みの中で食材選びを楽しんでいるかのような雰囲気を演出している。

パナソニックでは、LEDの省エネ性だけでない光の質を研究することで、生活シーンに合わせた空間演出を行い、くらしを快適にする商品開発を行っている。

2013年度は5億円の販売目標を掲げており、LED照明の省エネ以外の付加価値に注目する業界も少なくないだろう。

外部リンク

パナソニック│プレスリリース
http://panasonic.co.jp