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2013-05-04 18:00
その他
鹿島建設がオフィスビルの改修実験でCO2削減50%を達成

共同研究体制を構築
鹿島建設は5月1日、東京都港区赤坂にある既存オフィスビル、鹿島KIビルの一部を改修し、省エネルギー・CO2削減のための改修工事のモデルとし実証実験行い、改修前と比較して50%の削減を達成したと発表した。今回の実証実験に適用する技術は、日立製作所やオムロンなどと共同研究体制を構築した。
スマート電力充放電制御については日立製作所、アクティブ人感センサーによる空調・照明制御はオムロン、LEDを用いた明るさ感演出照明はパナソニック電工、潜顕分離空調システムについては、ダイキン工業、の協力を得ている。
また、運用段階の検証は、千葉大学大学院工学研究科の川瀬貴晴教授と産学連携し、NEDO(新エネルギー開発機構)の省エネルギー革新技術開発事業実証研究として実施した。
既存ビルもゼロエネルギー化へ
鹿島建設では、経済産業省の掲げる2030年新築ビルのZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化に先駆け、独自の目標として2020年に設計施工案件の新築ビルZEB第1号実現を目指している。同社は新築だけでなく様々な制約のある既存ビルのリニューアルによるZEB実現に積極的に取り組むことで、技術開発を進めたいい考えだ。
今回改修を行ったKIビルでは、6階あるフロアのうち各々1/2ずつ改修し、前後のデータを取得し対比した。
2011年8月11日~19日の夏季休暇を利用し改修を行い、「スマート充放電制御システム」「人密度検知人感センサーによる空調・照明制御」「空気放射空調システム」「グリッド天井対応の明るさ感演出LED照明」「エネルギーのリアルタイム見える化」「汎用タブレット端末を利用したオフィス環境の最適化アプリ」などの技術を導入した。
外部リンク
鹿島建設│プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/
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