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2013-05-26 14:00

エコ

九州電力が地熱発電開発に注力、大分県平治岳で調査を開始

地熱発電
地熱発電の可能性を検討
九州電力は5月17日、大分県平治岳(ひいじだけ)北部において地熱発電の可能性を検討するための調査を実施することと併せて、7月1日から地熱センターを設置すると発表した。

今回調査を開始するのは、くじゅう連山の一つである平治岳の北側(大分県由布市、竹田市及び玖珠郡九重町)で、地熱発電の可能性を検討する。

同地域は国の調査結果で地熱資源の賦存の可能性が期待され、国立公園特別地域に指定されている。

そのためこれまで、詳細な調査が行われてこなかったが、国の地熱開発推進に向けた規制緩和により公園特別地域外からの傾斜掘削等による開発の取り扱いが明確になり、同地域での調査に着手することとなった。

九州電力ではこの調査範囲内に社有地を有している。

全国の約4割
また、同社は再生可能エネルギーの開発・導入を積極的に推進しており、特に地熱発電については、天候等に左右されない安定した国産エネルギーとして、全国(約51万5000kW)のうち、約4割の設備量を誇っている。

今後も資源賦存面から有望と見込まれる地域を中心として新たな地熱開発に取り組んでいくとして、複数の地点において調査・開発の検討を行っている。

このため、地熱新規開発を積極的かつ機動的に実施するとともに既設地熱発電所の一元管理による業務運営の効率化するとして、7月1日付で自律的な業務運営を行う地熱センターを設置する。

外部リンク

九州電力│大分県平治岳(ひいじだけ)北部における地熱調査の実施について
http://www.kyuden.co.jp/

九州電力│地熱センターの設置について
http://www.kyuden.co.jp/

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