2013-05-16 12:00
太陽光発電
丸紅が木曽岬干拓地にメガソーラー建設、発電出力49MW

一般家庭約14,500世帯分
丸紅株式会社は5月13日、三重県、愛知県と共に、三重県木曽岬町、桑名市、愛知県弥富市にまたがる木曽岬干拓地において大規模太陽光発電所設置運営事業実施に関する協定書を締結したと発表した。木曽岬干拓地は総面積約444ha、境界問題のもつれなどから、長らく未利用地のままになっていた事で知られている。
同事業では、丸紅が100%出資する発電所運営会社を新設し、今年7月発電所建設に着工し、2015年1月に運転を開始する。
発電所の出力は49MW、年間予想発電量は5,200万kWhで、一般家庭約14,500世帯分の年間消費電力量に相当する。
発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき、完工後20年間、電力会社に売却、発電事業を実施する。
年間の収入は20億円前後になる見込みで、発電開始から20年間の買取期間にわたる総事業費は約160億円となる。
全国でメガソーラー事業を展開
三重県と愛知県は、昨年10月、企画提案コンペを開催し、木曽岬干拓地内の約78haの土地を利用したメガソーラー事業の提案を公募していた。両県は当初30~35MW規模の太陽光発電設備を想定していたが、丸紅は大幅に上回る49MWのメガソーラー案を提出し、選定され実施に至った。
丸紅の計画には地域貢献の提案が含まれており、1年5か月におよぶ建設期間内での建設作業などは地元の事業者を優先する方針だ。
また、太陽光パネルの付帯設備なども地元の生産品を優先的に利用するとしている。
丸紅は日本全国で大規模太陽光発電案件を開発中。大分県で着工した82MWや北海道で3MWのメガソーラーを展開し、中小水力発電、洋上風力発電や地熱発電等も手掛けている。
外部リンク
丸紅│ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/
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