2013-05-17 10:00
エコ
三井物産、ブラジルで容量3,750MWの大規模水力発電事業に参画

開発・運営・売電へ
三井物産は5月13日、GDFスエズの子会社であるGDFスエズラテンアメリカとブラジルにおける流れ込み式水力発電事業に出資参画することで合意し、関連諸契約を締結したと発表した。三井物産は同事業に対して、新規に設立する投資子会社を通じ、事業を推進するESBR Participações S.A.の20%株式をGDFスエズラテンアメリカから取得する。
総建設費は2012年12月時点で約160億ブラジルレアル(約8,000億円)を見込んでいる。
生態系保護にも配慮
同事業はブラジル北部マデイラ川で「ジラウ水力発電所」を開発・運営し、IPP(独立系発電)事業として電力を販売するもの。既に配電会社をはじめとする電力購入者との30年間の長期売電契約を締結している。
この発電所は完成すれば総発電容量は3,750MWで、ブラジル4位の規模を持つ大型水力発電所となり、2015年に全50機の運転開始を予定している。
同事業では河川の自然な流れを生かした流れ込み式発電を採用し、既存植物の移植や魚類を保護する魚道の設置などを行い、周辺の生物多様性の保全に配慮した発電所を建設・運営する。
外部リンク
三井物産│ブラジルにおける流れ込み式ジラウ水力発電事業への出資参画
http://www.mitsui.com/jp/
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