2013-06-08 10:00
太陽光発電
日立がメガソーラーシステムを一括提供するソリューション事業に着手

提案力強化を目的に
日立製作所は6月3日、未利用地・低利用地において、設置する大規模太陽光発電設備の関連機器やシステムの提供に加え、資金調達から20年間の運営・保守まで、メガソーラーシステムを一括で提供するソリューション事業を本格的に開始すると発表した。日立のメガソーラーシステムの品質や信頼性を向上させ、事業性の評価精度を高めるとともに、顧客への提案力を強化する目的で、同社の所有する茨城県日立市のる20,000m2の土地に、1,800kWのメガソーラーを建設する。
このメガソーラーには、晴れの日から曇りの日まで幅広い日射状況でも発電効率を大幅に向上させるため、日立が今春販売を開始した高効率パワーコンディショナーを採用し、低負荷時に効率の高いアモルファス変圧器などを使用する。
許認可手続きや電力会社との系統も
日立は、これまで蓄積してきたメガソーラー設備のノウハウを活かし、1MW以上のメガソーラーの建設を検討している自治体・企業・個人向けに、メガソーラーシステムの導入を一括で提供するソリューション事業を本格的に開始する。メガソーラーの導入にには太陽光発電事業者となるための設備の選定、設計だけでなく、許認可手続きや電力会社との系統連系、さらには資金調達、運営、保守まで、多くの課題を解決していく必要がある。
ソリューション事業では、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器である、太陽光パネル、高効率パワーコンディショナー、受変電システム、遠隔監視システムなどの関連機器の選定・提供、だけでなく、許認可手続きや電力会社との系統連系、日立キャピタル株式会社などとの連携による資金調達支援、20年間の運営・保守などを一括して提供する。
日立では需要の高まりが見込まれる自然エネルギー関連分野で提案力の強化に取り組み、受注拡大を図りたい考えだ。
外部リンク
日立│ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp
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