エネクトニュース

アメリカ、メリーランド州バルチモアのある住宅に、太陽を追跡する機能を持った、ソーラーシステムが設置された。

今までの太陽追跡型ソーラーシステムは、産業ベースのものが多かったが、いよいよ住宅にもその波は押し寄せている。

このソーラーシステムを販売しているのは、同州にあるネットゼロの住まいを提供しているネクサス･エナジー･ホームズ社（Nexus Energy Homes）。太陽を追跡するデュアル･パネル･トラッカー（Dual Panel Tracker）は、同州のアドバンスト･テクノロジー･リサーチ社（Advanced Technology & Reserch Corp.）が製造した。

最新のGPSを搭載した2つのソーラーパネルが、太陽の動きに合わせて動く。これは従来の固定されたソーラーパネルに比べて、発電効率が35～45％まで向上し、より多くの太陽光が取り込めるようになった。

今回住宅に初めて設置した、メリーランド州の電気代は2010年の時点でも、国の平均に比べて24％も高い。

ネクサス･エナジー･ホームズ社のCEO兼社長のZanecki氏は、「現在電気は先例のないレートにシフトしつつあり、アメリカの住宅所有者は、よりよいエネルギーを選択する時期にきている。太陽追跡型のソーラーシステムは、電力をネットゼロに実現できる可能性を持ち、ハイパフォーマンスを見せるだろう。」と話している。

外部リンク

ネクサス･エナジー･ホームズ社
http://nexuseh.blogspot.com/

アドバンスト･テクノロジー･リサーチ社
http://www.atrsolartech.com/