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アメリカの人気アウトドアブランド、パタゴニア（Patagonia)が回収したフリースを使用して作られた、おしゃれなタブレット用のケースが発売されている。



このケースを発売しているのは、サム　パルマーとジェニファー　フェラーの夫婦によって設立された、アメリカのリフリース（ReFleece）社。もともとはパタゴニアが同社初の環境に配慮したサーフボードを製作する際に、サムがデザイン協力したのがきっかけとなり、今回のタブレット用ケース開発に至った。

このケースは、内側に使用済みとして回収されたパタゴニアのフリースを、外側には生産時に出る端切れなどを使用し、原材料の95%がリサイクル品で作られたものだ。回収されたフリースは細かく裁断したり、溶かしたりすることなくそのまま使われる為、さまざまな柄の商品が出来上がるが、余分なエネルギーを使わない分環境に優しいとしている。

また現在行われているリサイクリングでは、回収された商品がまずは日本へ送られ、そこから中国で商品化され、それがアメリカに戻るというルートをたどるが、このケースに関してはアメリカの西海岸から中西部に送られて生産されている為、移動にかかる環境負荷も非常に少ない。

現在このケースは、Kindleタブレット用が25ドルで販売されており、5月にはiPad用が32ドルで発売される予定。リフリース社のインターネットサイトほかニューヨーク、ボストンの雑貨店での取り扱い店舗もある。今年の夏の終わりからはパタゴニアの店舗でも販売を予定しているという。

外部リンク

リフリース　（ReFleece)　ホームページ
http://www.refleece.com/