2012-04-12 14:00
太陽光発電
パリ、「ソーラー土地台帳」で未来を読む

パリが「ソーラー土地台帳」を作成
2020年までに再生可能エネルギーを30%までに引き上げることを目的とし、さまざまな政策を打ち出しているパリが、新たなプロジェクトを開始した。各建築物への太陽の当たり具合を記録する「ソーラー土地台帳」を制作することで、将来の太陽光パネル設置に役立てていく方針である。MaxiSciencesが報じた。
パリの屋根
建物が複雑に入り組むパリでは、光の入り具合を予想することが困難であるため、太陽光パネルを設置することはきわめて難しい。しかし、「ソーラー土地台帳」としてパリの航空写真をコンピューターで解析し、年間の光量を調査するプロジェクトが開始した。
プロジェクトを請け負うパリ都市計画会のエンジニアであるJulien Bigorgne氏は、
(「ソーラー土地台帳」により)屋根の持つ可能性を映像化し、太陽光パネルを設置する最適な場所を特定することができる
と語っている。
「ソーラー土地台帳」により、市民がそれぞれの所有する屋根に太陽光パネルを設置した際の効果や将来性を見ることができる。これにより個々の意識を高めていくことが、同プロジェクトの目的である。
2020年までにエコの都として再開発することを目標に掲げているパリの政策に注目が集まっている。
外部リンク
パリ市 ホームページ
http://www.paris.fr/
パリ、近々「ソーラー土地台帳」が開始 MaxiSciences
http://www.maxisciences.com/panneau-solaire/paris-un-cadastre-solaire-bientot-mis-en-place_mrm98404.html
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