2012-04-21 18:30
エコ
ドイツ・チューリンゲン州に州内最大のソーラーパークが誕生
地方都市に最大規模のソーラーパーク
かつてウランが採掘された所から、クリーンなエネルギーである太陽光による電気が供給される― ドイツのチューリンゲン州内にあるロンネブルグに、大規模なソーラー発電が建設される計画が上がった。41000ものソーラーパネルの設置計画
今回の計画によると、41000ものソーラーパネルが設置されることとなり、これによって約5600個分もの電力が供給される。ソーラーパネル施設としてはチューリンゲン州内で最大の規模となる。今回の建設を担当するのがドイツの有限会社、Juwi Solar GmbHだ。施工開始は今年の4月16日からで、遅くとも6月末までには電力の供給にこぎつける予定である。
環境と自治体にポジティブな効果
ロンネブルグの市長であるマンフレッド・ブェーメ氏は以下のように語る。「原発の時代は過去のものとなり、再生可能エネルギーに期待を寄せる時代となった今、ロンネブルグにソーラー発電の建設を手がける今回のプロジェクトは、現在急務とされている原子力から再生可能エネルギーの転換を促進するのみならず、地域にも付加価値を生み出す。」
これは小さな地方自治体にソーラーパークが建設されることによって賃貸収入や営業税の収入が見込めるためだ。
電気の供給は自給自足が可能
設備は年間約20メガワットの電気量を供給する予定で、これはロンネブルグのような小規模の市町村で使用される電気量を完全にまかなえる量だ。さらにはクリーンエネルギーにより年間13600トンもの炭酸ガスの排出も抑えることができる。Juwi Solar社の代表であるフレッド・ユング氏はこのように述べた。
「ソーラー発電はもはや再生可能エネルギーの中核となっており、これを抜きにして脱原発、また100%クリーンなエネルギーの生産は不可能である。」
今年の初めにあった新エネルギー法(EEG,Erneuerbare Energie Gesetz)に新しい条項を追加するかで議論されたことにより施工開始を見合わせたため着工に遅れが生じたものの、同社は竣工予定日には大きな影響はないとしている。
外部リンク
Juwi Holding AG
http://www.juwi.de
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