2012-05-14 15:00
電気自動車
電気自動車 アフリカ4800kmの旅へ

Mission Africa
2012年5月10日、1台の電気自動車がアフリカ4800kmの旅へと出発した。これはUNEP(国際連合環境計画)による「Mission Africa」という企画で、アフリカという電力事情もあまり良くない過酷な環境で、電気自動車の信頼性とエネルギー効率を示してみせようというものである。この旅は、ナイロビをスタート地点とし、ケニア、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカ共和国を通り、ヨハネスブルグでゴールするという計画となっている。全行程はおよそ4800km、約1ヵ月半の旅となる。
今後の電気自動車のあり方
ドライバーを務めるのは、Xavier Chevrin氏。彼は2010年に行われた、電気自動車で中国・上海からフランス・パリまで行くという企画でもドライバーを務めている。ちなみにその旅は、電気自動車で成し遂げられた1番長い旅として記録されている。彼は、今後の電気自動車のあり方について、こう語った。
我々は今まで100年以上燃料式エンジンを使ってきているが、今まさに新しい革命のときを迎えている。今後数十年以内には、電気自動車に乗るのがすべての人にとって当然のようになっているだろう。資源を節約したいのならば、それが1番道理に適ったやり方だからだ。
また彼は、電気自動車はコストの節約にもなるということにも言及した。2010年の中国~フランスの旅では、全行程でかかった電気代はたったの200ドル以下だったとのこと。同じ行程を普通の燃料式エンジンの自動車で走れば、4000ドルにはなるそうである。
過酷な旅の行方は
電力事情の良くないアフリカでは、電力の通ってない場所や、通っていても量が限られているという場所もたくさんある。そのため、かなり過酷な旅になるだろうと予想されている。気になるこの「Mission Africa」の進捗状況は、その公式ホームページでチェックすることができるようになっている。
外部リンク
Mission Africa
http://english.missionafrica.fr/
UNEP
http://www.unep.org/
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