2012-05-16 11:00

太陽光発電

巨大ソーラー発電 空港の余地を利用

ギーベルシュタット
元空港内に巨大ソーラー発電施設
ドイツ・バイエルン州の北西に位置するギーベルシュタット空港に、1日約130,000キロワットの送電量を誇るソーラー発電が公式に営業運転を開始した。

120,000ものソーラーパネル バイエルン州で最大規
このソーラー発電では滑走路横の幅2km、40ヘクタールの空き地に120,000ものソーラーパネルが設置され、バイエルン州内でも最大規模のものとなった。

1日最大28メガワットの発電量が期待され、1年にと約8000世帯の電気使用量をまかなえる計算となる。

この建設にあたったのはタングシュテットのSolar-Konzept社。建設に約90日間費やし、6000万ユーロの資金を投資した。

不発弾と空港法の問題解決
今回の建設にあたっては、他にはない大きな問題が2つ浮かび上がった。

1つは、空港内にソーラーパネルを設置するため、空港法などの基準を満たさなければならなかった点、もう1つは戦争で使用された兵器の撤去だ。

この空港はもともと米軍が駐留していたもので、撤退以後空き地となっていた。ソーラー施設の建築に際し地中を調べたところ、約1300kgもの不発弾などが発掘された。

その努力の甲斐もあり、現在はソーラー発電施設として太陽からの恩恵を受けている。この空港に降り注ぐ日照量はドイツ国内でも上位に入り、予想よりも遥かに上をいく発電量を記録した。

下記のリンクでは建設の様子を早送りで見れる画像もあるので、興味のある方はぜひ。

外部リンク

Solar-Konzept社
http://www.solar-konzept.de/
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