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2012-05-19 12:00

電気自動車

これからは「二輪EV」の時代? - 中国・東南アジアで拡大中

EV
「二輪EV」、拡大中
クリーンテクノロジー分野のマーケティングリサーチ会社Pike Researchが今月発表したところによると、中国や東南アジアにおいて、電動自転車・電動バイク・電動スクーターなどの「二輪EV」が現在急速に拡大中だとのことである。

中国や東南アジアでは、通学・通勤にバイクやスクーター、または自転車を使う人が多い。自動車と比べて燃費がいいことと、渋滞をすり抜けやすいことが理由だ。

それらの国々では近年、急速な都市化や収入の増加が進んでおり、「二輪EV」の需要がどんどん高まってきているのである。

2018年までに3億8,200万台
Pike Researchの調査によると、アジア太平洋エリアにおける「二輪EV」の年間売上台数は、2018年までに6,550万台に達する見込みとのこと。2012年から2018年の累積売上台数は、3億8,200万台にものぼると計算されている。そのうちの90%以上が、中国での売上となる見込みだ。

また、現在アジア太平洋エリアでは、主に2つのテクノロジーが「二輪EV」を支えている。鉛蓄電池とリチウムイオン電池である。これからは、鉛蓄電池が第1のテクノロジーとして「二輪EV」マーケットの中で活躍していくであろうと言われている。

長期的な需要は?
同社のシニアアナリストAndy Bae氏によると、

アジア太平洋地域の急速な経済発展によって、中流階級・上流階級の人々が増えている。そして彼らこそが、「二輪EV」マーケットの拡大に貢献しているのだ。今後も「二輪EV」の維持費は、購入後約1~2年で元が取れるほど、安くあり続けるだろう。つまり、経済発展が進んでいる地域では、「二輪EV」の需要が今後どんどん拡大していくということになる。

とのことである。


外部リンク

Nearly 382 Million Electric Two-Wheel Vehicles Will Be Sold in Asia Pacific Through 2018
http://www.pikeresearch.com/newsroom/nearly-382-million-electric-two-wheel-vehicles-will-be-sold-in-asia-pacific-through-2018


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