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イスラエルの波力発電機開発会社Eco Wave Powerが5月24日に発表したところによると、同社は4月に黒海にて中型波力発電機の性能テストを行い、今後の普及に向けて成功とも呼べる前向きな結果が出たとのことである。

今回のテストでは、主に「Wave Clapper」と「Power Wing」という2種類の中型波力発電機の性能がテストされた。様々な波の高さや周期において生み出される電力量、波による発電機（海に浮かべる部分）そのものや発電装置との接続部へのダメージ影響、発電機の嵐に対する耐久性など、様々な側面において測定が行われた。

　　　（Image by Eco Wave Power）4月18日～19日にかけて黒海では嵐が発生し、それに合わせて発電機の耐久性テストが行われた。波の高さは最大5mにも及んだが、驚くべきことに、発電機はまったく何のダメージも受けなかったのである。

さらにこのテストの結果、Eco Wave Powerは、同社の2台の中型波力発電機によって、およそ6～10世帯の電力をまかなうことができると結論付けた。

Eco Wave Powerの次のステップは、これらの中型波力発電機をまったく別の沿岸へ設置し、同社の発電機がどのような環境においても利用可能であるということを示してみせることである。そしてその後、商業規模の波力発電機を開発・販売していくこととなる。

Eco Wave Powerの波力発電機は、他のどのような再生可能エネルギーシステムよりも低コストになると言われている。



Eco Wave Powerの創業者David Leb氏は、次のように語る。

外部リンク

Eco Wave Power
http://www.ecowavepower.com/