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2012-05-31 14:00

太陽光発電

北九州スマートコミュニティ創造事業におけるスマート店舗の実証実験開始

太陽光
地域全体のエネルギー状況に応じた電力管理
富士電機、デンソー、豊田通商、ファミリーマート、タカミヤ、ヤマト運輸の6社は24日は、北九州全体の電力負荷平準化とCO2削減に取り組み、エネルギーを有効活用する「スマート店舗」実現するため、エネルギーマネジメントシステム(BEMS)の開発し、北九州市にて共同実証実験を行うとを発表した。

この実証実験は、2010年4月から経済産業省が推進している「次世代エネルギー、社会システム実証地域」の一つである北九州市における「北九州スマートコミュニティ創造事業」の一環として実施されるもので、2012年6月から2014年12月にかけて行われる。

地域のエネルギーマネジメントシステムと店舗を連携させ、需給調整、季節や時間帯に応じて電気料金の単価変動に合わせた運転を行い、ピークシフト・カットにより、地域全体のエネルギーの最適化を図る制御を行う。

店舗で太陽光発電&蓄電、EV充電も可能に
設置店はいずれも北九州市八幡東区にあるファミリーマート、タカミヤ、ヤマト運輸の店舗で、太陽電池・BEMS・充電ポールを設置し実証を行う。

富士電機は店舗用のコントローラーなど、デンソーは蓄電池関連や車両充電システムの開発など、豊田通商はBEMS連携太陽光発電システムの構築などを担当する。

過去の電力使用量や気象予報などから、空調や照明などの店舗内設備のエネルギー需要を予測、気温、日射量などから、店舗に設置した太陽光発電設備(PV)の発電量を割り出し、エネルギー使用の最適化を図る。

また、太陽光発電でつくられた電力を通常の店舗設備に使用するには、 電力会社から供給される電力と同じように変換する作業が必要であったが、この変換においてエネルギーのロスが発生していたため、太陽光の電力で稼働するショーケースを設置し、電力を有効活用する。

ヤマト運輸、八幡東支店では、 クール便車両に蓄電池を搭載することで、停車中にアイドルストップしても冷蔵・冷凍庫の温度管理ができることを検証する。

さらにた、店舗に充電ポールを設置し、基地である配送センターでの充電に加え、店舗での継ぎ足し充電が行えるようにすることで、車載蓄電池の小型化を図り、燃費向上とコスト低減の可能性を検証するということだ。

外部リンク

富士電機 ニュースリリース
http://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/2012/20120524000039353.html
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