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アラブ首長国連邦の2大都市、ドバイとアブダビを結ぶための通勤用「スーパーバス」がオランダで開発され、実用化に向けて前進している。昨年アブダビにてロードテストが行われ、ついに今月、オランダの交通局によって道路の走行許可が下りた。

　　　（Image by Superbus Project）このバスは、全長15メートル、幅2.5メートル、高さ1.65メートルで、座席は23人分ある。軽量素材でできており、車体の両側にそれぞれ8つのガルウイング式ドア（上方にはねあがるように開くタイプ）がついている。

そしてなんといっても、地球にやさしい「電気自動車」なのである。このバスにはリチウムイオンバッテリーが積んであり、太陽光によって充電される。

この「スーパーバス」は、高速かつ高級な通勤時間を求めているドバイ・アブダビの人々のために、オランダのデルフト工科大学によって開発された。このプロジェクトを率いたWubbo Ockels氏は、元宇宙飛行士だ。

空力デザインを手がけたAntonia Terzi氏は、アブダビでのロードテストの際に次のように語っている。




これが実用化される際には、これから一般高速道路の隣に建設される予定の特別な専用道路を走ることとなる。

なんと、ドバイとアブダビの間の約120キロメートルを、わずか30分で移動できるとのことだ。単純計算で時速240キロメートルなので、ほとんど新幹線に近い速度とも言える。

この「スーパーバス」、実用化されたときの料金が気になるところだが、ぜひ一生に一度ぐらいは乗ってみたいものである。

外部リンク

Superbus Project
http://www.superbusproject.com/