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2012-06-16 13:00

太陽光発電

シンガポールの大庭園に「スーパーツリー」が完成!その秘密とは?

ソーラーパネル
18本の人工樹木
シンガポールに新しく造られた大庭園「Gaedens by the Bay」の中に、18本の人工樹木「スーパーツリー」が完成した。2012年6月29日に庭園内「Bay South」エリアのオープンが予定されており、スーパーツリーはその日に初めてお披露目されることとなっている。

   (Image by Gardens by the Bay)
ソーラーパネル付き!
このスーパーツリーは、1番高いもので50メートルの高さ。木の幹の部分は、アナナス・蘭・シダ・ツタなど、様々な南国植物で埋め尽くされている。

18本のうちの11本にはソーラーパネルが備え付けられており、庭園内の温室に電力を供給している。その他、雨水貯水タンクや、空気ろ過装置まで付いているものもあるとのことだ。

昼間には、庭園を訪れる人々に日陰を提供するとともに、空気中の熱を吸収・消散させる。そして夜間には、ソーラーパネルに充電された電力を使って、美しい照明の役割を果たすのである。
植物性廃棄物の有効利用も
この「Gardens by the Bay」で生み出されている再生可能エネルギーは、ソーラーエネルギーだけではない。この庭園内には2つの温室があり、世界中の植物が集まっている。そのうち1つの温室では、植物性廃棄物を利用して蒸気タービンを稼働させているとのことだ。

シンガポールは現在、国として「City in a garden」計画を進めており、この庭園もその計画の一部である。デザイン・建設に10億ドルものコストがかかっており、シンガポール政府はこの新しい庭園がより多くの観光客を集めることを期待している。


外部リンク

Gardens by the Bay
http://www.gardensbythebay.org.sg/index.php

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