2012-06-12 13:00
太陽光発電
まるでヒマワリ!太陽を追いかけるソーラーパネル

充電効率を上げるために
現在、充電効率を上げるために太陽を追いかけるソーラーパネルの開発が進んでいる。このソーラーパネルは「Helio Watcher」と呼ばれ、開発を進めているのはなんとアメリカ・コーネル大学の2人の学生だ。(Image by Helio Watcher)
ソーラーパネルの向きや角度を調整
ソーラーパネルで発電を行うには、もちろん太陽光が必要となる。たいていは屋根の上や日陰のないバルコニーなどに設置されるが、ここで1つ問題がある。太陽は、1日を通してその位置を変え続けているということだ。1日中ずっと、充電が効率的に行われているとは言い難い。この「Helio Watcher」の土台は回転台のようになっており、ソーラーパネルが水平に回転することができるようになっている。また、ソーラーパネルの下部には蝶番・電動ジャッキが付いており、高さや角度を調整することができるようになっている。
そしてこの「Helio Watcher」は、GPSシステムと磁力計を使って現在の太陽の位置を計算し、自動的にソーラーパネルを適切な向き・角度に調整してくれるのである。
2つの技術を融合
これまでにも、このような「太陽を追いかける」システムは開発されてきている。しかし、従来のシステムが「アルゴリズム」または「太陽光探知」のどちらか1つだけの技術を採っているのに対し、この「Hekio Watcher」はその2つをうまく融合させているのである。2つを融合させたことによって、ソーラーパネルの調整がより確実なものとなっているのだ。
これがいずれ実用化されれば、もうソーラーパネルの設置場所を気にする必要がなくなることだろう。
外部リンク
Helio Watcher
http://heliowatcher.com/
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