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アメリカの国際環境教育財団によって、最も省エネに取り組んだ学校に贈られる「サステイナブル・エネルギー・アワード」の受賞校3校が決定した。

財団は、創造的かつ革新的な方法を使って、学校全体でエネルギー削減に取り組んだ学校をアメリカ全土にわたって探した。

受賞校は、次の3つの高校である。3校には、それぞれ10,000ドル（US）が賞金として贈られた。



Northwest Pennsylvania Collegiate Academyは、アメリカのエネルギー省によって運営されている環境プログラム「Energy Star」を利用して、エネルギー削減のための様々なアドバイスを受けた。

不必要な照明を消したり、動体検知機付きの設備を導入したり（周囲に人がいる時のみ稼働する）、空調機のフィルターを掃除したり（冷暖房効果が上がる）、生徒たちはいろいろ取り組んだ。その結果、1年間で180,000kWhのエネルギー削減、11,000ドル（US）近くのコスト削減に成功した。

Boston Latin Schoolは、放課後に自動販売機の電気を消したり、お湯の温度を下げたり、さらには、講堂に付いている何百もの電球をエネルギー効率の良いものに付け替えたりした。

また、Boston Public Schoolsからの資金援助を受けて、75,000ドル（US）をかけた照明設備の改善が行われた。その結果、1年間で200,000kWhのエネルギー削減、33,000ドル（US）のコスト削減に成功した。

Secondary Academy for Successは、LEED認証のグリーンビルディングを導入した最新のキャンパスへ移設した。冷暖房、照明、換気装置などのシステムは、すべてデジタル制御されるようになっている。

また、トレーラーを刷新して、生徒たちに再生可能エネルギーについて教育を行うためのキオスクを生み出した。

この「サステイナブル・エネルギー・アワード」は、生徒たちの良い経験になり、次世代へ再生可能エネルギーの重要性を伝えることができるだけではない。

この賞を通してもっと多くの学校に対して省エネに取り組むよう奨励することができれば、国全体としての大きなエネルギー削減へとつながる可能性もあるのである。

外部リンク

国際環境教育財団（NEEF）
http://www.neefusa.org/pdf/press-releases/