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自動車機器や産業機器の開発・製造を行うボッシュ・スウェーデンによって、ワイヤレスの自動芝刈り機「Indego」が開発された。以前に日本でも話題になった、お掃除ロボット「ルンバ」のようなものだと言えばわかりやすいだろう。

夏の気持ちのいい日には、庭に出てのんびりしたりビールを飲んだりしたいものである。しかし、厄介なのが芝生の手入れだ。

定期的に芝刈りをしなければ、自慢の庭もジャングルのようになってしまう。さらに、一般的に広い庭の手入れに使われるようなガソリンエンジン式の芝刈り機は、空気を汚染するため環境にやさしいとは言えない。

　　　（Image by Bosch）そこでボッシュ・スウェーデンは、「夏が短いスウェーデンでは、芝刈りに使う時間がもったいない」というコンセプトのもと、この「Indego」を開発した。

まず、この「Indego」は電動式なので、空気汚染をすることがない。かといって、自分で芝刈り機を押しながら歩き回って汗だくになる必要もない。そして、ガソリンエンジン式の芝刈り機に比べて、省エネかつ省コストなのである。

最初に、充電器と芝刈りエリアを定めるためのワイヤーだけセットしてしまえば、あとは放っておいても勝手に「芝刈り（20分）→充電（90分）→芝刈り（20分）→充電（90分）……」を繰り返してくれるのである。

さらにこの「Indego」は、砂利のあるエリア・木々・テラス・坂道・池などは自動的に避けて回ることができる。そしてなんといっても1番すごい点が、芝生をランダムに刈って回るのではなく、真っ直ぐなラインを保ちながら効率よく整然と刈って回るということである。

この自動芝刈り機「Indego」は、今年中にまずはスカンジナビア地域の一部で販売が開始される予定だ。販売価格は2,000ドル（US）程度になると言われている。

環境にやさしいだけでなく、懐にもやさしい。自動で芝刈りをしてもらいながら、自分はのんびりビールでも楽しめるなんて、優雅な休日になること間違いなしだろう。

外部リンク

ボッシュ・スウェーデン
http://www.cisionwire.se/bosch-verktyg/r/